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2008/01/11

書評 - 「分かりやすい文章」の技術

最近また、会社の blog に投稿しようと考えている。この blog ではそこまで文の質にこだわらず、書きなぐるようなスタイルをとっているが、会社の blog でそれをやるのは流石にまずい。そもそも、会社の blog に投稿しようと考えている背景には、分かりやすく、かつ洗練された文章を書く技術を身に着ける目的もある。

それで 「分かりやすい文章」の技術 という本を買った。

この本では、まず、芸術的文書よりも実務文書を圧倒的に書く機会のほうが多いのに、現代の教育にはそれがメインとなっていないことを指摘している。そういう背景もあり、現代には分かりにくい文章が溢れていることも指摘している。

次に、そもそも分かりやすい文章とはどういうものなのか、という疑問に答える。脳がどのように情報を解釈、格納していくかを示し、それを踏まえてどのような文章が分かりやすいか、ということを例文を交えながら説明している。

これ以降は、実際に文章を書くときのテクニック集となっている。これらはハンドブック的な使い方を想定し、作ってある。ただし、真新しいことは書いていないと感じた。

と、ここまで本の内容をただタラタラと垂れ流してみた。

本書はページ数は少ないが、内容は非常に凝縮されている。いや、凝縮されているというよりは、これでもかというほど無駄を削ってある。本を読むのが遅い俺でもたった3時間ほどで読むことができた。脳にすいすいと情報が格納されていくのを感じが心地よかった。

無駄を削りつつも分かりやすさは保たれていて、どんどん脳に入ってくるところは、流石としか言いようがない。

テクニックに関して、真新しいことは書いていないと感じた、と書いた。しかし、それを非常に分かりやすく書かれているところが、本書のいいところである。思わず納得し、しかも記憶に残る。特に「なるほど」と感じたのは「点の理解」と「線の理解」の説明である。詳しくは本書を。

現代は文章で成り立っているようなもんである。インターネットに散乱する全ての web は文章を含む。誰もが仕事やプライベートでメールという文章のやりとりをする。企画書も文章。man ページだって文章だ。その質は互いに違えど、文章であることには変わりない。

どんなに相手を想っていても、どんなに素晴らしいアイデアを持っていても、ただ文章がへたくそでそれをうまく伝えられなかったら、全てが台無しになってしまうのだ。これは非常にもったいないことである。

文章はちょっとしたコツで、洗練されたものになる。知らなければならない背景と、コツそのものを学習するのに、本書は素晴らしい出来栄えだと言えよう。

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